千駄木三丁目
2008.05.30 Fri
根津界隈シリーズ、第21話。谷中二丁目の向いにある千駄木三丁目のお話。
以前に谷中二丁目の高台にある高級住宅の家並みについて述べた。その谷中の高台は西側に向けていったん低地になり、根津二丁目の街並みと不忍通りを経て再び高台となり千駄木三丁目・五丁目方面に続く。
文京区は山の手台地と元々海だった低地帯が入り組んでいる。そのため区内のあちらこちらにこのような台地と低地があって、その間に坂があるつくりになっている。
その千駄木三丁目の高台の一帯、須藤公園を登ったあたりから安田邸付近まで高級住宅が並ぶ。
千駄木三丁目付近の住宅街
人間の心理だろう、低地を見下ろす高台は人の優越感をくすぐる。
立派な住宅を建てる財力を持つ方々は高台を選ぶ。高台から街を見下ろし優越感を満たす。同様な金持ち達が家を建てる。競合して土地代が上がる。金持ちが価格の高い土地を買い家を建てる。この繰り返しで高級住宅街が自然に形成されたのだろう。いわゆる昔からの「お屋敷町」だ。
最初から高級住宅地として整備された高級住宅地とは違う。例えば田園調布は鉄道会社が計画し開発し分譲した代表的な高級住宅街だ。
千駄木三丁目付近の「お屋敷町」は、明治末期には銀行の頭取たちが多く住み、銀行通りと呼ばれていた。安田邸もその1つで、実業家藤田好三郎氏(遊園地豊島園の創設者)が建て、後に安田財閥の安田家が譲り受けて住んでいた。なお安田邸の詳細はこちらをどうぞ。
今でもその名残だろうか、このあたりは雰囲気のよい落ち着いた家々が並ぶ。
「お屋敷町」の名残りある住まい
昔風のつくりが残る家
ところで高台にある住宅街は見晴らしはいいかもしれないが、駅や商店街との往復は坂になり徒歩では疲れるだろうし自転車でもしんどい。買物や通勤には不便だと思う。こうした不便さを凌駕するだけの優越感を味わうことができるということか。
現代風の高級住宅
もちろん昔の「お屋敷町」の時代は、家には使用人がいて御用聞きが毎日来る生活だったのだろう。今だと車と通販か。邸宅に住んで生協やラディッシュボーヤの食事というのもなんだなぁと思う。
まぁ余計な心配であることは間違いないんだけど。
近くの文京区西片も同様な街並みだ。こちらも昔からの「お屋敷町」で落ち着いた風情のある家並みが続く。
根津や千駄木はいわゆる「谷根千」の一部として下町情緒が注目されがちだが、谷中二丁目や千駄木三丁目、付近の西片など落ち着いた住宅街もあり「お屋敷町」の風情を色濃く残す。
散策にはとてもいいところだと思う。街並み散策に関心のあるかたは是非お立ち寄り下さい。
以前に谷中二丁目の高台にある高級住宅の家並みについて述べた。その谷中の高台は西側に向けていったん低地になり、根津二丁目の街並みと不忍通りを経て再び高台となり千駄木三丁目・五丁目方面に続く。
文京区は山の手台地と元々海だった低地帯が入り組んでいる。そのため区内のあちらこちらにこのような台地と低地があって、その間に坂があるつくりになっている。
その千駄木三丁目の高台の一帯、須藤公園を登ったあたりから安田邸付近まで高級住宅が並ぶ。
千駄木三丁目付近の住宅街人間の心理だろう、低地を見下ろす高台は人の優越感をくすぐる。
立派な住宅を建てる財力を持つ方々は高台を選ぶ。高台から街を見下ろし優越感を満たす。同様な金持ち達が家を建てる。競合して土地代が上がる。金持ちが価格の高い土地を買い家を建てる。この繰り返しで高級住宅街が自然に形成されたのだろう。いわゆる昔からの「お屋敷町」だ。
最初から高級住宅地として整備された高級住宅地とは違う。例えば田園調布は鉄道会社が計画し開発し分譲した代表的な高級住宅街だ。
千駄木三丁目付近の「お屋敷町」は、明治末期には銀行の頭取たちが多く住み、銀行通りと呼ばれていた。安田邸もその1つで、実業家藤田好三郎氏(遊園地豊島園の創設者)が建て、後に安田財閥の安田家が譲り受けて住んでいた。なお安田邸の詳細はこちらをどうぞ。
今でもその名残だろうか、このあたりは雰囲気のよい落ち着いた家々が並ぶ。
「お屋敷町」の名残りある住まい
昔風のつくりが残る家ところで高台にある住宅街は見晴らしはいいかもしれないが、駅や商店街との往復は坂になり徒歩では疲れるだろうし自転車でもしんどい。買物や通勤には不便だと思う。こうした不便さを凌駕するだけの優越感を味わうことができるということか。
現代風の高級住宅もちろん昔の「お屋敷町」の時代は、家には使用人がいて御用聞きが毎日来る生活だったのだろう。今だと車と通販か。邸宅に住んで生協やラディッシュボーヤの食事というのもなんだなぁと思う。
まぁ余計な心配であることは間違いないんだけど。
近くの文京区西片も同様な街並みだ。こちらも昔からの「お屋敷町」で落ち着いた風情のある家並みが続く。
根津や千駄木はいわゆる「谷根千」の一部として下町情緒が注目されがちだが、谷中二丁目や千駄木三丁目、付近の西片など落ち着いた住宅街もあり「お屋敷町」の風情を色濃く残す。
散策にはとてもいいところだと思う。街並み散策に関心のあるかたは是非お立ち寄り下さい。
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